「やっぱり赤がいい!」
一つ上の学年は、黒が流行った時代。
いとこと同級生なもんだから、振袖
雋景課程選びは母と意見が対立したのをよく覚えている。
わたしは背も低いし顔だちもはっきりしたほうじゃないから
黒っぽいシックな色には顔がまけてしまう。
淡い紫が母は気に入ったようで
ひとり暮らしのわたしに、数
雋景課程枚の写メを送って見せた。
夏休みに帰省して、実際に選びに行って着せてもらう。
やっぱり赤がしっくりくるんだよなぁ。
背丈をカバーするために、流れるような花柄と色のグラデーション。
うん、すてき。
どうせ赤なら・・と、もっと大きな日本的な絵柄(?うまく言えない;)にしたらという提案も
一言、嫌だ!と突っぱねた。
ばーちゃんが間に入って、最終的にわたしの好みで決めたこの晴れ着。
2年後、4年後は妹たちも同じものを着るのに
わたしはわたしだけの好き嫌
雋景課程いで通してしまったのだよ。ハハハ
(罪な姉!)